伊豆国一ノ宮【三島大社】歴史とご利益の宝庫でうなぎも有名なスピリチュアル・パワースポット

静岡県

【伊豆国(いずのくに)一ノ宮・伊豆国総社】静岡県三島市にある由緒ある神社で富士山信仰の中心地としても知られています。

源頼朝公が源氏再興を祈願した神社としても有名で“日本総鎮守”と言われた時代もあったようです。

昔は東海道三大社(三島大社、熱田神宮、知立神社)の一つとして数えられ、大きな影響力をもっていたとされます。

三島大社には、年間参拝者数は約60万人程度、多くの方は商売繁盛、家内安全、交通安全、厄除けなどの祈願のために訪れています。

三島は水神様を祀る水信仰のある街でうなぎの街としても有名。

三島大社の見所・パワースポット

春には桜並木がキレイな大鳥居

大鳥居のすぐ後ろは桜並木があり、春には満開となり美しい風景となります。

たたり石

たたり石
大鳥居抜けると右手に大きな石があります。「たたり石」と呼ばれる石は、旧東海道の中央にある大社を行き交う人々を整理する役割を果たしていたそうです。約2900年前の富士山噴火によって運ばれた石だそうです。

源頼朝とゆかりのある『神池』

神池
神池は、源頼朝が放生会を行ったと伝えられるところ、また無数のうなぎが生息していたとされています。うなぎは、三嶋大明神(三嶋大社)の使者と崇められ社地内での捕獲は固く禁じられ、いつしかうなぎを捕って食べると神罰が下るとされ三島の人々はうなぎを食べなくなったそうです。

源北条政子と縁のある厳島神社

厳島神社
池の左側にあるのが厳島神社。北条政子が勧請したとされる神社。

弁天様と言われる宗像三女神の市杵島姫命が祀られ安全祈願や家内安全・商売繁盛などのご利益があります。

三嶋大社の「御神木」の楠

樹齢1200年とも言われる金木犀の古木


三島七木のうちの一本。「三島七木」とは、三島の名所旧跡にある木のことで、間眠(まどろみ)神社のマツ、法華寺のマツなどかあり、江戸時代では箱根の関所を通る際に三島の名勝を暗誦(あんしょう)できれば、手形が無くても三島出身の証明になったそうです。それくらい三島では知られている木みたいですね。

大注連縄が印象的な総門(外構えの門)


建築中に北伊豆地震にあったが次の年に竣工、台湾檜が使われ神社建築の代表的な建物。

「腰掛石」

源頼朝と北条政子が腰お掛けたと伝わる「腰掛石」
源頼朝が源氏再興したときに休息した石。また小さな石には北条政子が腰を掛けたと伝えられている。

彫刻が素晴らしい「神門」


伊豆の名工「小沢半兵衛」などが彫刻を手がけた。

日本最大級とも言われる「本殿」


国の重要文化財にも指定されている出雲大社と並ぶ大きさの本殿。


源頼朝が三島大社に祈願をして戦に勝利したことから仕事運、勝負運アップが期待できるパワースポットとしても人気です。

隠れたパワースポット「水神社」

水神社
舞殿、本殿と同じ神門をくぐった敷地内にあるのが「水神社」です。

実はここは隠れたパワースポットといられているところ。境内にある井戸から湧水を引いている「生玉水(いくたまのみず)」があり、富士山の伏流水が流れています。
結界を作って禊の役割もしているようで、そんな清い水に触れることができるのがこの水神社です。飲むことも可能なようでペットボトルなどに入れて持って帰る方も大勢いるようです。

舞殿(まいでん)


かつて「祓殿」として知られていたこの場所は、神楽や祈祷を行う聖なる空間でした。時間が流れるにつれ、舞踊が主な奉納物となり、現在では「舞殿」と呼ばれるようになりました。

現代では、伝統的な舞はもちろん、田打ちや豆撒きのような地域固有の神事、更には鳴弦式といった神事が行われます。これらは、地域の無形文化財として保護されており、祈祷やその他の宗教的行事と共に、日本の精神文化を象徴しているところです。

若宮神社

舞殿のすぐ近くに若宮神社が佇んでいます。あまり知られていないパワースポットです。

三島大社のご祭神

主祭神 大山祇命(おおやまつみのみこと)
積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)

三島大社はなんの神様?

大山祇命(オオヤマツミノミコト) 山林農産の守護神。海神であり、水の恵みを司る神。天照大御神(アマテラスオオミカミ)の兄にあたる神様で、日本総鎮守の神様といわれています。
事代主命 大国主命(おおくにぬしのみこと=大黒さま)の息子にあたり、“恵比寿さま”として親しまれている。

三嶋大社のご利益

商売繁盛、家内安全、交通安全、厄除け、縁結び、子宝・安産など

三島に鹿!?神は「鰻(うなぎ)」なのです!三島大社の参拝者は、神々の恩恵を受けると同時に、うなぎ料理で体力を回復させることが習慣となっているようです。

三嶋大社には神鹿園がというシカを飼っているところがあります。こちらのシカは大正時代に「春日大社(奈良県)」から譲り受けたシカらしいです。

三島大社の御朱印・お守り

三島大社の御朱印

こちらにも書かれていますが、御朱印はとてもシンプルになっていますね。

御朱印受付場所は、神門の手前左側にある客殿にあります。
受付時間:午前8時30分から午後5時まで
初穂料:300円

三島大社のお守り

【数量限定】人気の三島駒・三嶋大駒

三嶋駒は高さ7センチ、横幅10センチ、厚さ4.5センチ、三嶋大駒は約6センチの置物です。干支をモチーフにした絵柄が描かれており、裏面には「三嶋大社」の焼き印が押され、麻紐が取り付けられています。三嶋駒は7500個、三嶋大駒は150個と数量限定で、神職や巫女によって手作業で作られています。家庭や職場の神棚や床の間に飾り、縁起物としても利用され、開運大吉の御守として、また心願成就・家内安全の縁起物として人気です。

その他には、恋愛運(縁結び)にご利益のある縁結守や「たい」をモチーフにした持つ人にとりわけ「めでたさ」を運んでくれる健康幸せ守、学業守、合格守、厄除守まどがあるみたいです。

三島大社の駐車場・アクセス

三島大社の駐車場

三島大社参拝者専用駐車場があり、この駐車場は三島大社の参拝者専用駐車場で、大社のすぐ近くに位置しています。ただし、台数に限りがあるため、混雑時には満車になることがあります。周辺に多数コインパーキングがあるので混雑時にはこれらを利用することもできます。

大型 収容数:13台 料金:1,000円/1時間ごと
乗用車 収容数:約55台 料金:200円/1時間ごと

三島大社の周辺にある駐車場の相場は調べてみると30分100円から24時間最大料金700円があります。
 

三島大社へのアクセス

電車で来る方

三島田町駅から徒歩7分、三島広小路駅からは10分、そして三島駅からはちょっと長めの13分の距離で行くことが可能です。

バスを利用する方

「大社西」バス停からわずか2分の距離に位置しています。
近くの駅からの距離が短いので、気軽に訪れることができますよ!

三島大社の概要

所在地 〒411-0035 静岡県三島市大宮町2-1-5
社格 式内社(名神大社)
伊豆国一宮
伊豆国総社
官幣大社
関連サイト 公式ホームページ

まとめ

富士山信仰の中心、三島大社。静岡県三島市に位置するこの神社は、商売繁盛や家内安全の祈願で年間約60万人が訪れる県内屈指のスピリチュアル・パワースポットです。春の桜、古代の「たたり石」、そして神様の使者である鰻を尊ぶ「うなぎの街」としても有名です。源頼朝公が再興を祈願した神社としても有名で、昔は東海道三大社(三島大社、熱田神宮、知立神社)の一つとして数えられた歴史の古い神社でもあります。

三島大社を訪れて、日本の歴史と文化をぜひ感じてみましょう。

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