【出羽三山神社】鶴岡市羽黒山にある東北最大級のスピリチュアル・パワースポット!

山形県

出羽三山とは、「羽黒山」「月山」「湯殿山」の総称で、“西の伊勢参り、東の奥参り”と言われほどの東北随一のパワースポットです。

開山千四百年の 月山(過去)、羽黒山(現在)、湯殿山(未来)と三山を巡ると生まれ変わることができるとして古くより東北で信仰されている。

この3つの山をお参りすることはなかなか難しく、そのため羽黒山頂にある出羽三山神社では、羽黒山、月山、湯殿山の三神が祭られている「三神合祭殿」があり、ここをお参りすることで3つの山をお参りしたと同様になるといわれておりご利益を授かることができます。なので、出羽三山神社は、三山でも唯一冬の間も参拝可能な神社となり多くの参拝者が訪れています。

羽黒山は、開祖・蜂子皇子(はちこのおおじ)が現在の世を生きる人々を救う仏(聖観世音菩薩)を祀ったといわれ「現在の世を表す山」といわれています。

ご神域に入ると透き通った空気感は誰が立ち入ってもなにかを感じることができるくらい不思議な感覚になり、東の奥参りと言われるのは納得のところです。

出羽三山神社の見所・パワースポット

羽黒山大鳥居


出羽三山参拝の玄関口にそびえ立つ「羽黒山大鳥居」2018年11月に90年ぶりに建て替えられたもの。高さは約24mとかなり大きく遠くから見てもその大きさがわかる鳥居です。

出羽三山神社の玄関口前の鳥居


羽黒山に上る玄関口にある鳥居。「隋神門」が奥に見えて迫力が伝わる。

末社羽黒山天地金神社


随神門の横に朱色が鮮やかな古社があります。この神社は応永4年(1397年)に法性院尊量によって建立されましたが、戦火により大きな被害を受けました。

しかし、安永8年(1779年)に羽黒山智憲院宥然によって再建された、かつては「元三大師像」を祀っていたため、「大師堂」と呼ばれていましたが、昭和39年(1964年)に須佐之男命を祀り始め、「天地金神社」となりました。

出羽三山神社神域の玄関口「隋神門」


隋神門の左右に像が祀られてあり、悪霊の侵入を防ぐ門番の神々(随神)、豊石窓神(とよいわまどのかみ)と櫛石窓神(くしいわまどのかみ)が剣と弓矢をもっておられます。

明治の廃仏毀釈以前は仁王門と呼ばれ、仁王尊と左大臣・右大臣が祀られていたそうです。
※現在これらは羽黒山麓にある正善院黄金堂内に祀られているそうです。

この門をくぐると出羽三山神社へと続く険しい2446段の石段へと続きます。

天拝石


随神門の隣にある天拝石。この奇石を通して天を祭ったもの。

鮮やかな朱色の橋「神橋」


随神門から継子坂(ままこざか)という石段を下ると祓川(はらいがわ)が現れる。その川に神橋と呼ばれる朱色の橋がかかっている。

修験者が身を清める祓川神社


身を清めて羽黒山に登る禊(みそぎ)の地が須賀の滝。

樹齢1000年以上!羽黒山の爺スギ


羽黒山参道に、時を超えて立ち続ける巨木で、樹齢1000年を超える「爺杉」として知られるスギの木。

その迫力ある姿は、根周り10.5メートル、幹囲8.25メートル、高さ43メートルにも及び、羽黒山で最も大きく最も古い木として圧倒的な存在感を示しています。

かつては「爺杉」と「婆杉」という2本の巨木が並んでいたそうですが、暴風により倒れて細い方が残り、生き残った木を「親スギ」と呼ぶようになったが、そののちに正式に「羽黒山の爺スギ」として国の天然記念物に指定されたそうです。

東北地方で最古の塔で国宝の「五重塔」


巨大な杉並木の中にそびえる五重塔は圧巻の大迫力!東北地方で最古の塔で平将門の創建と伝えられ、現在の塔は長慶天皇の文中年間(約600年前)庄内の領主である武藤政氏が再建したとされている。国宝に指定されている建物。

石段2446段と樹齢350年から500年を超す杉林


ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星に選ばれことが納得のスケール感のある杉並木です。
随神門から山頂まで道のりは約1.7㎞になり、所要時間は、60分〜90分程度かかります。江戸時代に作られたとされるこの石段2446段あり不揃いに並べられた石段は風情さえ感じます。一の坂、二の坂、三の坂があり、二の坂の急勾配の石段が続くところはかなりきついです。

二の坂の途中に、「二の坂茶屋」というお茶屋がありこちらで一休みを。ここでは「ちから餅と抹茶」がほんとに美味しいのでおすすめです。また、金剛杖で上っているなら焼印も押してもらえるそうです。

※こちらは玄関口にある羽黒山案内図です。

参道の途中には、大きな杉の木やお社があったりとするのでゆっくり行きながら楽しむのもいいでしょう。また、所々に石段に模様や文字が描かれていてそれを見ながら登るのも楽しいでしょう。

萱葺きの豪壮な建物三神合祭殿(さんじんごうさいでん)


羽黒山・月山・湯殿山の三神を合祀しており、現在の合祭殿は文政元年(1818)に完成し、国の重要文化財に指定されている。祭殿前にある池「御手洗池(みたらしいけ)」は、平安時代から銅鏡が奉納されていることから「鏡池(かがみいけ)」とも言われています。


羽黒山・月山・湯殿山の三神を合祀されていることがわかる。出羽三山神社を訪れることで三神を参拝したとされ、三山の参拝が難しい方にはおすすめです。

羽黒山頂上にある巨大な鐘


中世以前のものとしては東大寺の鐘に次ぐ大きさで国の重要文化財にも指定されています。

「蜂子社」と「厳島社」

羽黒山の上ると山頂にはたくさんのお社があります。参道頂上の鳥居をくぐってすぐに厳島社と蜂子社があります。

蜂子社

第32代崇峻天皇の御子である蜂子皇子の尊像は江戸時代の初めまで羽黒山の五重塔に安置されていました。その後、1619年(元和5年)、宥俊別当という名の僧侶が、蜂子皇子を祀るための専用の堂(開山堂と呼ばれる)を羽黒山上に建立し、そののちに、蜂子皇子の尊像が移され、長年にわたって崇敬されてきました。

しかし、明治時代の初めに神仏分離が行われた際、羽黒山は神の山とされ、開山堂は蜂子神社と改名をしたそうです。

羽黒山山頂には社がたくさん


また、本殿奥にはたくさんのお社があります。

願いを縁紐に託して

石段詣(石段を登る参拝)をお考えの方へ。参拝のスタート地点である随神門授与所、そして山頂に位置する参集殿授与所のどちらでも、特別な「縁紐」をご用意しています。これらの縁紐は、あなたの心に秘めた願いを形にするためのもの。

お参りの際には、お注連の縁紐を結び付けて参拝をしましょう。

この縁紐には、それぞれの色が異なる5つのタイプがあり、それぞれ運を象徴しています。

赤・・・恋愛運
黄色・・・財運
緑・・・健康運
紫・・・学業成就
白・・・生業運(仕事運)

を表しています。

願いを込めて参拝することでその願いも成就することでしょう。

※随神門授与所と参集殿授与所(山頂)で、縁紐を頂くことができます。
(初穂料1本200円)

出羽三山神社のご祭神

主祭神 ・伊弖波神(いではのかみ)
・稻倉魂命(うかのみたのみこと)
社格 式内社
国幣小社

出羽三山神社のご利益

五穀豊穣/災難消除/家内安産/子孫繁栄/縁結び/開運/招福/厄除けなど

出羽三山神社の御朱印・お守り

出羽三山神社の御朱印


御朱印は、随神門と羽黒山の山頂にある社務所で手に入れることができます。

新しい御朱印

2023年5月から五重塔の建築や石畳、杉並木が細やかな切り絵、そして緑色が特徴の御朱印をもらうことができるようです。
■初穂料:1200円
■頒布場所:羽黒山随神門前授与所
■頒布期間:~随神門前授与所冬季閉鎖日まで

金の五重塔 御朱印帳

■初穂料:3,000円
■頒布場所:随神門授与所(石段の登り口付近)
特別な日である毎月5日、15日、25日には、金の墨を使った五重塔の御朱印もいただくことができるとのことです。

出羽三山神社のお守り


お守りは、干支守・御神木を使用して奉製した御守、厄除守、清身守、合格守、勝守、足腰守、湯殿山の御神湯で染めた安産守など数多くのお守りがあります。値段は500円から1500円程度となっています。

12年分のご利益!?丑歳御縁年守

このお守りは、羽黒山の杉の木を使用し、手触りからも神々しさを感じられます。丑歳には三山大神様の御神徳が最も高まると言われており、これを持つと12年分の御利益があるとも伝えられています。

出羽三山神社の駐車場・アクセス

出羽三山神社の駐車場


※羽黒山の麓の駐車場の写真

羽黒山の麓

3箇所無料の駐車場があります。

随神門前駐車場…約120台※大型観光バス・マイクロバスの駐車場あり
いでは文化記念館前駐車場…約40台
いでは文化記念館駐車場…約50台

羽黒山の山頂

【第一駐車場】大型約20台、普通約90台
【第二駐車場】約90台
【第三駐車場】約230台


羽黒山山頂の駐車場を使用するとこちらの鳥居から行くことになります。徒歩で5分程度で行くことが便利なので石段を上るのは難しい方にはおすすめです。

また、自動車がない場合でも鶴岡駅から羽黒山山頂までバスがあるのでこちらを利用するといいでしょう。

出羽三山神社のアクセス


出羽三山神社に行く方法は、3つあります。

自動車で行く方法

羽黒山山頂に出羽三山神社に自動車で行く場合には、羽黒山有料道路を利用して直接羽黒山山頂まで行くことができ山頂には200台程は停めれる駐車場があります。所要時間は約10分ほどで普通車で600円の利用料が必要です。

バスで行く方法

庄内交通のバスがあり、鶴岡駅から(約35分)→羽黒随神門(約15分)→羽黒山頂まで行くことが可能なバスが巡回をしております。鶴岡市内の路線バスに1日何度でも乗ることが可能な「つるおか1日乗り放題券」を利用するなどすると安く出羽三山を回ることができるでしょう。

徒歩で行く方法

随神門から徒歩で山頂にある出羽三山神社まで行くことが可能です。2446段の石段を登っていくことで山頂まで行くことができます。所要時間は60分~90分程度でかなり急な坂階段を登っていかなくてはなりません。できれば登山靴を利用した方が登りやすいでしょう。

出羽三山神社の概要

所在地 〒997-0292 山形県鶴岡市羽黒町手向字羽黒山33
公式サイト http://www.dewasanzan.jp/

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