【日向大神宮】京都山科区にある「天の岩戸」が有名なスピリチュアル・パワースポット

日向大神宮は、伊勢神宮との繋がりが深く、「京のお伊勢さん」として親しまれています。

その境内の配置は伊勢神宮と酷似しており、ここを訪れるだけで伊勢のご利益を受けられるとも言われています。

日本の神話に縁深い神様たちが祀られているこの神宮には、天照大御神や宗像三女神がおられ、特に天手力男命（あめのたぢからおのかみ）は、天照大御神（あまてらすおおみかみ/あまてらすおおかみ）が岩戸に隠れた伝説で岩戸を開けた神様として知られています。

日向大神宮は、歴史と神話が交錯する神聖な場所で、実際にここを訪れると伊勢神宮と同じような神聖なエネルギーを感じることができると言われています。

日向大神宮の見所・パワースポット

日向大神宮の参拝方法は、伊勢神宮と同じ流れで、まず外宮から内宮に参拝をしましょう。

金具の飾りが特徴がある鳥居

階段を登っていくのですが、鳥居が光を放ち雰囲気を醸し出している感じがしました。

外宮（下ノ本宮）

天津彦火瓊々杵尊（あまつひこひこほのににぎのみこと）と（あめのみなかぬしのかみ）が祀られている外宮は、葦で編んだ屋根が特徴。もの静かで神聖な雰囲気を醸し出しています。京都では珍しい神明造りみたいです。

雰囲気のあるお社は素晴らしく、太陽の光が当たるとさらに神々しさを感じました。

内宮（上ノ本宮）

内宮を参拝するためには勾玉池にかかっている橋を渡って行かなければなりませんが、ここがかなりの映えスポット。秋にはとても綺麗な紅葉をみることができます。

神様が訪れる影向岩

内宮の参拝が終わったら、左側の道を進むことで、「影向岩」という神様が訪れるとされる特別な岩に出会えます。

悪運から解放され、幸せを呼び寄せる「天岩戸」

左手の階段を上りきると、パワースポットとして有名な「天の岩戸」があります。このトンネルの中には、戸隠神社があり、力の神様である「天手力男命」（あめのたじからおのみこと）を祀っています。多くの願掛けの「かわらけ」が積んであるのも特徴です。

天の岩戸くぐりは、悪運から解放され、幸せを呼び寄せると信じられています。実際に、不運から抜け出したいと願い、ここを訪れた多くの人々が、その後、運が好転したなどの逸話があるようです。

恋愛の願いを叶えるなら「福土神社」

こちらは「縁結びの神」として知られる「大国主命」をはじめ、他の三柱の神様が祭られています。恋人ができた、結婚が決まった、一途な想いが実る…。そんな喜びの報告を持って、多くの人々が感謝の心を込めて訪れている穴場スポットです。

龍神様を祀る碑がある「神明山」

神明山という場所は、いくつもの隠れた神社やほこらが点在しています。五行神社や天龍龍神・天龍龍神を祭る碑といった、心が癒されるスピリチュアルな場所。特にその空気の清らかさは、訪れる価値ありです。五行神社の奥の階段を登っていくとこの不思議なスポットに行くことができます。

伊勢神宮を代参できる「伊勢神宮遥拝所」

「日向大神宮」には、特別な場所「伊勢神宮遥拝所」があります。なぜ特別かというと、ここから伊勢神宮までの直線上に、「平安神宮の大鳥居」や「京都御所」が整列しているからです。この事実は、古くからの信者たちにはよく知られており、代わりに伊勢神宮への参拝を意味する「代参」の場として、多くの人々がここを訪れてきました。

この遥拝所から背を向けて後ろを見ると、壮大な風景が広がっていて、見晴らしが抜群です。その景色を目の当たりにすると、この場所の特別さをより深く感じることができるのでないでしょうか。少し山道を登らないといけませんが、日向大神宮から10分程度で登ることができます。

訪れた際は、見逃したくないパワースポットの一つと言えるでしょう。

日向大神宮のご祭神

日向大神宮のご利益

ご利益としては、厄除けや開運、縁結び、商売繁盛、安全祈願など、さまざまな願いが叶うとされています。

祈願土器

祈願土器は、あなたの願いや日付、そして名前を書き入れて、境内にある神社にお皿を納めましょう。

福土神社…恋人を見つけたい方など恋愛・縁結びは福土神社
戸隠神社…厄除けや成功や開運を呼び込むのは戸隠神社
事業の繁栄を願う方のための「恵比寿神社」
安全な旅行や出産を祈る「猿田彦神社」
など、さまざまな願いに対応する神社があります。

この祈願土器を使って、あなたの願いを実現させましょう。

日向大神宮の御朱印・お守り

日向大神宮の御朱印

日向大神宮の御朱印です。
(書き置き)#御朱印 pic.twitter.com/MOMExRSuWB

— ろまじょ (@dokuda3) October 16, 2022

【初穂料】300円
【場所】授与所
【受付時間】09.：00～17：00

日向大神宮の駐車場・アクセス

日向大神宮の駐車場

参拝者のための駐車場は境内のすぐ近くにあり、6台ほど停めることは可能です。ただ、その駐車場へのアクセス道はかなり道幅は狭く、車一台がやっと通れるほど。運転が得意でない方、心配な方は十分注意して行った方がいいでしょう。

ちなみに、近くにはコインパーキングは見当たりませんでしたので、ご注意を。

日向大神宮のアクセス

公共交通を利用する場合

京都駅から日向大神宮への最良のルートは、地下鉄を利用する方法です。具体的には、京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、烏丸御池駅で地下鉄東西線に乗り換えてください。その後、蹴上駅で下車。ここから日向大神宮までは、歩いて約15～20分の坂道と階段を進みます。ただし、途中に休憩できるお店は見当たらないので、水分補給などは事前に済ませておくと良いでしょう。

車を利用する場合

名神高速の京都東ICを出てから、約6km、おおよそ10分の距離に位置しています。ただ、前述したとおり道幅は狭いため運転に自信がない方は、蹴上駅周辺にて駐車場に停めて徒歩で向かうことをおすすめします。

まとめ

日向大神宮は、伊勢神宮との強い絆で「京のお伊勢さん」として知られる神社。伊勢のご利益を感じられるだけでなく、天照大御神や天手力男命などの神様たちが祀られています。
この神社は、天照大御神や宗像三女神に始まり、岩戸を開けた神様や縁結びの神様など、恋愛や商売繁盛、安全祈願のご利益まで、多くの神様たちとその神秘を体感できる。

そして、伊勢神宮を代参できる遥拝所や恋愛の願いを叶える福土神社、さらには映える景色の中での参拝も魅力の一つとなります。

訪れる者すべてが特別な体験をする場所ではないかと思います。