【神倉神社】絶壁の538段の石段!地元人しか知らない神様が降臨した巨木とは!

和歌山県

熊野速玉大社の摂社である神倉神社は、熊野三山(速玉、那智、本宮)の中で最も古く、熊野大神が初めてこの地に降り立った場所と言われています。

天ノ磐楯(あまのいわたて)という切り立った崖の頂上にところにあり、そこへ至る道には、見上げと驚くような急勾配の石段を登らなくては行けません。地元の人が知る石段の途中には神様が降臨したといわれるスピリチュアル・パワースポットがあります。

この石段を登り切った先に、赤く輝く社殿と、神々しいゴトビキ岩が鎮座しています。そこから見える景色は、新宮市の街並みを一望でき、遠くには美しい海も広がって見えまさに絶景スポットいうこともできます。

また、毎年2月6日には、この神社で独特の「お燈祭」という奇祭が執り行われ、多くの観光客を魅了しています。

うわさレベルではありますが、あの大スター、木村拓哉さんや福山雅治さんなど有名人がこっそりと参拝したと地元の人々から言われているようです、それだけ不思議な力のある神社で、まさに和歌山県内でも有数のスピリチュアル・パワースポットということができます。

神倉神社の見所・パワースポット

鳥居と鎌倉積み石段538段

石段538段
1193年に源頼朝が寄進したと伝えられる石段、かなり急勾配ではっきり言って断崖絶壁、石段を登るといったイメージに近いです。鳥居近くに竹の棒が置いてあり、それを使って登られる方も多いようです。高所恐怖症の方などは登るのは怖いかもしれません。
※安全に行きたいのであれば両手をついて登ることをおすすめします。

急勾配の石段を登った中間地点


急勾配の石段の登ると広場のようなところに出ます。ここまで来ることができればあとは、これまでよりは登りやすい石段となります。あと少しですので頑張りましょう。

岩肌が見える神聖な空間

鳥居
石段を登り来るとそこには、鳥居があり囲いがあります。その奥には岩肌が見えとても神秘的な空間があります。

御神体のゴトビキ岩

ゴトビキ岩
「ゴトビキ」という言葉は、この地域で“ヒキガエル”という意味を持っています。その名の由来は、岩がまるでヒキガエルのような形をしているからきたものと思われます。この「ゴトビキ岩」に触れると何かしらのパワーをもらうことができるかもしれませんね。

礼拝所のような不思議な空間


さらに奥の方に、岩があり礼拝所のようなところがあります。

鳥居の方から石を登ることでこの不思議な空間にいくことができます。

道中にある神様が降臨したという2つの巨木

これは、地元の方にたまたま聞いたのですが、石段の途中にうねうねとねじ曲がった木が二本ありそれが神様が降臨された木なんだよと教えてくれました。ほんとに不思議な木で天に向かって螺旋のように伸びている木はほんとに神様が降りてきた思うくらい不思議な感じでした。

石段の男坂・登山道の女坂

神倉神社には、男坂・女坂があり、男坂は急勾配の石段のあるところです。

男坂

男坂

女坂

女坂
また、女坂というもう一つのルートがあり、中間地点ぐらいに脇道があります。こちらは、急勾配ではありませんが完全に山道でかなりの道が悪いです。行きに男坂を登って恐怖を感じた場合には帰りに利用するいいかもしれません。

女坂から登ることも可能ですが決して楽に登れることはないので注意をしましょう。

岩からみる街並みは絶景!

絶景
石を登ると新宮市内の街並みが一望できてまさに絶景です。

毎年2月6日お燈祭(おとうまつり)

お燈祭
毎年2月6日、熊野の夜空を照らす勇壮な火祭り、「御燈祭」が神倉神社で繰り広げられます。参加者は、夜の静寂を打ち破るように、約2000人の上り子が古い石段538段を駆け下る祭りです。

この期間中、神倉山は神聖な空間として、女性の立ち入りは禁止されています。男性の参加者は全身白の装束に身を包み、胴には「荒縄」を巻き、「上り子」として祭りに参加します。

その日の食事は白飯、豆腐、かまぼこなど、白い食べ物のみとなります。

神事は、火の粉が舞い上がり、それを避けるために松明を頭上に掲げる様子は、まさに火の舞とも言える壮絶な光景です。

八咫烏伝説がある

神武天皇が東征の途中、神倉山を登ったと言われています。その際、天照大御神の子孫とされる高倉下命が神武天皇に特別な神剣を捧げました。その瞬間、天照大御神の使者である八咫烏が空から舞い降り、神武天皇の軍に道案内をして勝利への手助けをしたそうです。このエピソードは、「八咫烏」伝説の始まりとも言われています。

そんな不思議な伝説も残る神社です。

神倉神社のご祭神

ご祭神

祭神 高倉下命(たかくらじのみこと)
天照大神(あまてらあすおおみかみ)

神倉神社のご利益

開運招福や延命長寿など

神倉神社の御朱印・お守り

御朱印


神倉神社の御朱印は熊野速玉大社にて直書きで頂くことが可能です。

お守り

お守り御朱印は歩いて20分の熊野速玉大社で頂けます。

神倉神社の駐車場・アクセス

駐車場


神倉神社の駐車場は2箇所あります。

第1駐車場は、神倉小学校の前にあり、約7~8台程度停めることができる駐車スペースがあります。もう一方の第2駐車場は約12台ほど停めることができ、いずれも無料駐車場になります。

駐車場は、平日などは停めることが可能ですが、休日の場合は満車になる可能性もあります。また、スペースが狭く駐車をしにくいかもしれません。なので、自動車を「熊野速玉大社」の駐車場に停めて徒歩で神倉神社に向かうというというのもいいのではないかと思います。

ただし、「熊野速玉大社」から神倉神社までは徒歩で12分ほどかかります。

アクセス

自動車でのアクセス

大阪駅の場合
大阪駅から阪神高速11号池田線(ルート 11)に入り、田辺市稲成町方向へと向かい、阪神高速16号大阪港線、阪神高速4号湾岸線、そして松原那智勝浦線を通ります。このルートを進み、南紀田辺ICで高速を出ます。

その後、国道311号と国道168号を経由して神倉神社に到着することができます。
※所要時間:3 時間 28 分(231 km)

公共交通機関でのアクセス

電車でのアクセス
JR新宮駅が最寄りで、こちらから歩いて15分程度で到着します。駅からの道のりもわかりやすいです。

バスでのアクセス
熊野交通の路線バスを利用して、「裁判所前」で降りてください。バス停からも歩いて15分程度で到着します。

神倉神社の概要

所在地 〒647-0044 和歌山県新宮市神倉1丁目13−8
社格  
関連サイト 公式サイト

神倉神社のまとめ

神倉神社は熊野三山の中で最も歴史があり、絶壁の538段の石段を登ると赤く輝く社殿や神々しいゴトビキ岩が待っています。石段には地元民しか知らない神様が降臨した巨木が二つあり、その不思議な雰囲気に魅せられる人も多いでしょう。そして、毎年2月6日には壮大な火の舞「お燈祭」が行われ、白い装束の男性が参加する一大イベントになっています。神聖なこの地を訪れることで、新しい発見や感動を得られるはずです。あなたも一度、神倉神社の魅力を体感しませんか?

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