「吉野水分神社」子授け・安産にご利益がある!6柱の神を祀る世界遺産の神社!

奈良県

奈良県吉野郡にある吉野水分神社(よしのみまくりじんじゃ)は、水の配分を司る天之水分大神を祀っている神社。

平安期に朝廷が定めた延喜式神名帳で大社となっている歴史のある神社です。

大和国四水分社のひとつ(旧大和国のおよそ東西南北に鎮座する四つの水分神社の総称)で葛木・都祁・宇太と並ぶ。

社殿は桃山時代慶長9年(1604)に豊臣秀頼によって再建され、三殿一棟造りの本殿、拝殿、幣殿、楼門、回廊といずれも重要文化財となっている。

社宝として、非公開ではあるが国宝の「木造玉依姫命坐像」が保管されている。04年7月には、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』を構成する資産の一部として登録されている。

吉野水分神社は、水の分配を統べる神様を中心に祀る神社である一方、子授けや安産の神様として認識される「子守宮」が実際にはより知られているスピリチュアル・パワースポットです。

吉野水分神社の見所・パワースポット

手水舎


鳥居をくぐり階段を登ると左手前に手水舎があります。

桃山時代からの歴史を感じる楼門


鳥居をくぐり抜け、石段を上がっていくと重要文化財の楼門があります。重厚感と雰囲気ある楼門はなかなか観ることができないのではないでしょうか。楼門をくぐり抜けると拝殿、三殿一棟造りの本殿へと続く。

楼門の中にはフクロウが置いてある。湯釜は豊臣秀頼の寄進。

歴史を感じる拝殿


楼門がありくぐり抜けるとがらっと雰囲気が変わる。桃山時代にタイムスリップしたような歴史を感じる。

豊臣秀頼に寄贈された約400年前の神輿


神社の深奥にある回廊状の社殿の中心に位置する幣殿に、八角形をした二つの神輿が大切に安置されています。これらのうち、右手にある神輿は特に歴史的な価値があります。なんと、この神輿は約400年前、1604年(慶長9年)に建部内匠頭光重の指揮のもと製作されたものです。

豊臣秀頼によってこの神社に寄贈されたこの神輿は、その精巧な作りと歴史的背景があります。

「子授け」としても有名な子守大明神


豊臣秀吉が文禄3年(1594年)に吉水院(現・吉水神社)を本陣とし5日間滞在し、そのときに吉野水分神社を訪れ子授けを祈願し秀頼を授かったと伝わっている。そのこともあり豊臣秀頼から寄進されているものが数多くあります。子守宮ともいい、子授け・安産・子どもの守護神としての信仰が篤い。

国の重要文化財!三殿一棟造りの本殿


美しく洗練された三間社流造りで2つの小さな神殿が続いており、3つの神殿は一続きの建築として設計されています。


わかりにくいですが、神殿の彩色された虹梁や長押(ナゲシ)に施された彫刻は、とても華やかさで素敵です。

役行者の像?


役行者「役小角(えんのおづの)」を思わせる像がありました。

役行者(えんのぎょうじゃ)「役小角(えんのおづの)」とは、日本古代史において重要な人物です。彼は7世紀から8世紀にかけて、奈良時代の日本で活躍したとされています。役行者は、特に修験道という独自の宗教的実践の開祖として知られており、山岳信仰と仏教の教えを組み合わせた教義を広めました。

吉野水分神社の御祭神

主祭神 天之水分大神(あめのみくまりのかみ)
左殿 高皇産霊神(たかみむすひのかみ)少名彦命(すくなひこなのみこと)
右殿 天萬栲幡千幡姫命(たくはたちぢひめのみこと) 玉依姫命(たまよりひめ) 天津彦火瓊々杵命(あまつひこひこほのににぎのみこと)
社格 式内社(大社)
旧村社

吉野水分神社のご利益

子宝、子授け、安産、育児

吉野水分神社の御朱印・お守り

吉野水分神社の御朱印

吉野水分神社の御朱印は、社務所で頂けるようでシンプルな御朱印を頂けます。
オリジナル御朱印帳はあり、無人社なので朱印・祈祷は予約が必要みたいです。
開門時間:9時~15時まで
※あくまで参考です。

吉野水分神社の駐車場・アクセス

吉野水分神社の駐車場

吉野水分神社駐車場は、鳥居階段下に自動車を停めるスペースが2台程度ある。ただしかなり停めにくいので注意が必要。

吉野水分神社のアクセス

電車でのアクセス

奈良方面から
①近鉄橿原神宮前駅→近鉄吉野駅(吉野方面行き)
※運賃は870円、所要時間:約54分で、1時間に約3本の電車が運行しています。
②近鉄吉野駅から吉野山へは、徒歩約3分の千本口駅ケーブル乗り場へ
千本口駅から吉野山駅までは、吉野ロープウェイに乗ることができます。
※運賃は450円、所要時間は約3分です。
③吉野山駅からバスで移動、奥千本口バス停まで
※運賃:500円、約20分のバスの乗車時間はかかり、バスは1時間に約1本運行、運航している時期と運航していない時期があるため、注意してください。
奥千本口バス停から徒歩で30分で吉野水分神社

自動車でのアクセス

関西国際空港から
関西空港を出発し、関西国際空港ICに向かってください。
①阪和自動車道への入り口へ
関西国際空港ICを出て、泉佐野JCT(ジャンクション)を通過し、阪和自動車道へ入ります。
②京奈和自動車道への乗り換え:
阪和自動車道を進み、和歌山JCTで京奈和自動車道に乗り換えましょう。
③五條北ICへのアクセス:
京奈和自動車道を走り、五條北ICに到着します。
④伊勢街道(三在)への進路:
五條北ICを出て、伊勢街道(三在)を進みます。
⑤吉野大橋北詰へのアプローチ:
伊勢街道(三在)を進み、県道15号線に入り、吉野大橋北詰に到着します。
⑥吉野水分神社への到着:
県道15号線を進んでいくと、吉野水分神社にたどり着きます。

吉野水分神社の概要

所在地 〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山1612
関連サイト 吉野山観光協会サイト

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