真名井神社【籠神社の奥院】龍神・古代の信仰と現代スピリチュアル・パワースポット!

京都府

日本の三大景勝地の天橋立の近く自然に囲まれた山の上に鎮座するのが「眞名井神社」です。実はこの神社は、丹後一宮で元伊勢ともいわれている籠神社の奥宮となります。

驚くべきことに、神社の歴史は非常に古く、神々の時代にまでさかのぼると言われています。

伝承によれば、籠神社の宮司・海部家の先祖、彦火明命がこの地に降臨し、神社を創建。豊受大神を中心に、太陽を象徴する天照大神や、伊勢神宮の神話に関わる神様たちも祀られています。

一歩神社の敷地内に足を踏み入れると、遠い昔からの信仰の形跡、磐座と呼ばれる神が宿る岩が見られます。そして、この神社の魅力はなんと言っても「御神水」。清らかな湧き水は「神の水」として訪れる人々に愛されています。

真名井神社の静寂に包まれた境内は、古代から受け継がれれる神聖な場所としての不思議な空気感を感じることができます。

真名井神社の見所・パワースポット

自然と一体となる鳥居


鳥居から先からは撮影禁止となる神聖な空間となります。

狛犬ではなく龍がお出迎え


多くの神社は狛犬ですが、真名井神社では龍神様がお出迎えしてくれるようです。

天の眞名井の水


眞名井神社の境内には、「天の眞名井の水」と呼ばれる湧き水があります。眞名井神社の御神水として、多くの参拝者に信仰されています。


この水は、天村雲命(あめのむらくものみこと)という神様が天上から黄金の鉢に入れ持ち降りたと伝わる霊水です。

古代からの自然崇拝・磐座(いわくら)信仰


自然に囲まれた境内。

眞名井神社は、拝殿の裏に2つの磐座があります。磐座は、神が宿る石や岩石を指し、古代の祭祀形態のひとつです。眞名井神社の磐座は、約2,500年前からそのままの形で残されており、古代から神々への崇拝が行われてきたことが窺えます。

古代の人々は神様が巨木や岩、川や島に宿ると信じていたとされいました。眞名井神社の敷地には、縄文時代の頃から人が住んでいたとされる証拠があり、縄文の石斧や掻器、そして弥生時代の小さな土器や美しい勾玉が発掘されています。

そんな歴史の中で、眞名井の地はずっと神聖とされ、人々がそこで暮らし、神様をお祀りしてきたのです。

真名井神社とユダヤと関連?


真名井神社(まないじんじゃ)とユダヤとの関わりについての主張は、一部の研究者や著述家によって提唱されていますが、その説は広く受け入れられているとは言えません。

ユダヤとの何らかの関連があるとされるものをご紹介します。
「真名」の語源: 「真名」は神の真の名を意味するとされ、ユダヤ教においては神の名を発音することは避けられている。そのため、この名前の神社がユダヤ教と関連があるとする主張がなされている。

現在82代目として籠神社を守っている海部光彦宮司が、長い間秘密にされていた特別な家紋を公開しました。この家紋は、「真名井神社」という籠神社の奥にある石碑に彫られています。驚くことに、そのデザインは「ダビデ王の紋章」、つまり六芒星と同じものでした。ちなみに、日本の古い家紋で「籠目紋」と呼ばれるものも、この六芒星と同じ形をしています。

この紋章は、天と地を繋ぐ天橋立の伝説を象徴していて、二つの三角形が合わさると籠の網目の美しいデザインでした。しかし、この紋章がユダヤ教の六芒星と間違えられることが多かったため、現在では使用されていないようです。

同様に、真名井神社の石碑にもかつてはこの裏神紋が使われていましたが、現在は「三つ巴」という別のシンボルに変更されています。

一部の研究者や著述家は、古代日本にユダヤ人が来訪し、その文化や信仰が日本に取り入れられたという説を提唱しています。

籠神社から真名井神社までのアクセス(行き方)


籠神社の裏の道を東方面に行き、参道入口の鳥居から北へ上ると奥宮に行く道があります。

籠神社から徒歩10分ほどですので、籠神社参拝駐車場に駐車して徒歩で真名井神社に向かわれることをおすすめします。

※籠神社参拝駐車場代
終日:乗用車・・・700円 バイク・・・500円(30分以内は無料)
40台ほど駐車できるスペースがあります。


400mほどで真名井神社に行くことが可能です。


少し進むと看板があります。周辺の観光スポットが書かれていて参考になりますね。


残り300mです、あと少し。


鳥居がありました。昔は吉佐宮(よさのみや)と呼ばれていたそうです。


さらに進んでいくと民家などがありますが、瓦のところを見てみると面白いものが施してありました。

色々な民家の屋根からにありました。気になります。

あとは、道に沿っていくと駐車場が見えて、眞名井神社と書かれた石碑が見えてきます。

真名井神社のご祭神

磐座主座 豊受大神(とようけおおかみ)
相殿 罔象女命(みづはのめのみこと)
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
神代五代神(かみよいつつよのかみ)
磐座西座 天照大神(あまてらすおおかみ)
伊射奈岐大神(いざなぎのおおかみ)
伊射奈美大神(いざなみのおおかみ)

真名井神社はなんの神様?

豊受大神(とようけおおかみ)は、産業や生活の基盤となる衣食住の神様。また、豊受大神には月の神としての側面もあり、夜空を照らす月の光に関連する神秘的な力を持っているとされています。興味深いことに、この神様は天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と同一の存在であるとされています。

真名井神社のご利益

磐座主座・・・五穀豊穣・衣食住守護・諸業繁栄など
磐座西座・・・縁結び・夫婦和合・家内安全・延命長寿

真名井神社の御朱印・お守り

御朱印


眞名井神社のみの御朱印はなく籠神社(本宮)と眞名井神社(奥宮)の合同の御朱印になるそうです。
初穂料:500円※両宮(本宮と奥宮)

お守り

特別な日にある「産霊守」

新月の日には黒色、満月の日には白色の御守を頂くことができます、お1人様1体のみ籠神社の授与所にあります。

「むすひ詣り」とは、新月や満月の日、古代から伝わる神秘的な力が最も強くなると言われています。この特別な日に、天橋立を南から見る場所、真名井原にある籠神社と真名井神社を訪れることを「産霊詣り」と呼びます。

真名井神社の駐車場・アクセス

駐車場


真名井神社には、近くに10台分ほどの専用の無料の駐車場があります。ただし駐車場までの道のりは狭いため注意が必要です。

アクセス

自動車でのアクセス

大阪駅からお越しの場合:
阪神高速12号守口線を使って、第二京阪道路/国道1号と京都縦貫自動車道を経由し、山陰近畿自動車道の与謝天橋立ICで一旦降りてください。その後、国道176号から国道178号に進んで眞名井神社(籠神社奥宮)に到着します。
※移動時間は約2時間15分程度となります。

京都駅からお越しの場合:
京都縦貫自動車道を経由し、山陰近畿自動車道の与謝天橋立ICで降りた後、国道176号を北上。そこから同じく眞名井神社(籠神社奥宮)に到着します。
※移動時間は約2時間程度となります。

公共の交通機関でのアクセス

JR福知山線を利用:
福知山駅で下車し、京都丹後鉄道の特急「はしだて」に乗り換えて、天橋立駅まで35分。天橋立駅からは、天橋立の絶景を楽しみながら真名井神社に辿り着くことができる観光汽船に乗って、12分の船旅をお楽しみください。

JR宮津駅を利用:
宮津駅から特急「はしだて」を利用し、天橋立駅まで約20分。その後、天橋立駅で伊根線(バス)に乗り、約30分、天橋立元伊勢籠神社で下車、その後徒歩12分程度で眞名井神社(籠神社奥宮)に到着します。
※移動時間は約3時間程度となります。

真名井神社の概要

所在地 〒629-2232 京都府宮津市中野905
社格 式内社
関連サイト 公式サイト

まめと

天橋立にある真名井神社は、久志濱宮とも呼ばれています。その名の『くし』は、不思議なエネルギーの源泉を意味しています。その言葉から考えても昔からこの場所は、人々に特別な力をもたらす場所として知られていたのかもしれませんね。なんとも不思議なスピリチュアル・パワースポットですね。

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