恵那山の麓、岐阜県中津川市にある「恵那神社」は、天照大神の胞衣が納められた神聖な地、それは、天照大神が生まれたときそのお母さんである伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)が、胎盤やへその緒を洗ってから埋めた場所で「胞衣山」が「恵那山」となったといわれています。
このため、地元の人々だけでなく、遠くの地からも多くの方がパワースポットとして訪れるのです。
特に、安産や子宝を願う人たちにとって、恵那神社は昔からの信頼と人気の場所として知られています。
創建は不詳ですが、延喜式神名帳にも記載されている歴史のある神社で、境内にある夫婦の絆を象徴する「夫婦杉」、さらには貴重な太刀「銘貞綱」がある、自然に囲まれた、癒しのエネルギーに満ちたスピリチュアル・パワースポットです。
そして、恵那山の周りにも多くのスピリチュアル・パワースポットがあり、産湯の湧き出る「湯舟沢」、胞衣を清めた「血洗の池」や「血洗神社」、天照大神の出産後に安らぎを感じて腰を下ろした岩「腰掛岩」など伝説にまつわる地名がたくさん存在しています。
ぜひ、恵那神社だけでなく周辺を回ってみても面白いところだと思います。
恵那神社の見所・パワースポット
一の鳥居
駐車場からすぐのところに一の鳥居があります。
注連縄がかかる鳥居
人が通ることが難しいかなり低い位置に注連縄があります。しめ縄の鳥居をくぐるとガラッと雰囲気が変わります。
手水舎(ちょうずや)
手水舎で清めます。
夫婦の絆を象徴する夫婦杉
なかなか急勾配のある石段を登ると、御神木である2本の夫婦杉があります。
岐阜県天然記念物指定に指定の恵那山神社の御神木で樹齢600年~800年と云われている。夫杉と婦杉があり、良縁結び・子宝・安産などのご利益がある云われています。
雰囲気ある拝殿
質素で簡素な造りですが、なかなか雰囲気のある拝殿でした。ご神体は恵那山ですので、全体としてとらえれば巨大な神社と言うこともできます。
拝殿周りにある社
仲良く並んだ夫婦の石像のようなものがあります。
恵那山山頂にある奥宮の遥拝所
恵那山の頂上にある奥院をここから拝むことができる場所です。
恵那山山頂にある奥宮
恵那神社本社奥宮は、標高2177mの恵那山山頂にあります。奥宮に行くには、4つの登山ルートがあり、広河原登山口から登る「広河原ルート」、神坂峠から大判山を経由して登る「神坂峠ルート」、黒井沢登山口から登る「黒井沢ルート」、恵那山神社横にある前宮登山口から登る「前宮ルート」がありますが、いずれも4時間程度かかります。
いずれもきつい登山になると思いますので、しっかりと準備をして行くことをおすすめします。
下記の一の宮神社から順番に回りたいという方は、「前宮ルート」がおすすめですが、高低差もあり急勾配なところも多いです。また、登山には7時間と1日がかりになります。
その他には、「広河原ルート」最短の約3時間30分程度で奥宮に行けると人気のコースになっています。
恵那神社のご祭神
本殿
主祭神 | 伊邪那岐大神(いざなきのおおかみ) 伊邪那美大神(いざなみのおおかみ) |
摂社
一の宮神社 | 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ) |
二の宮剣神社 | 天目一箇命(あめのまひとつのみこと) |
三の宮神明社 | 天照大神(あまてらすおおかみ)・豊受姫大神(とようけひめのおおかみ) |
四の宮熊野社 | 速玉男命(はやたまおのみこと) |
五の宮富士社 | 木花咲開姫大神(このはなさくやひめのおおかみ) |
六の宮葛城社 | 一言主大神(ひとことぬしのおおかみ) |
恵那神社のご利益
爾来、安産、子授け、初宮詣、家内安全に御神徳が高い神社
恵那神社の御朱印・お守り
恵那神社の御朱印
先日出掛けた恵那神社さんから、御朱印が届きました。
達筆‼️
封筒から神々しいです。本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/XANvqFIPhu
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御朱印は、恵那神社社務所でもらうことができます。ただし、事前に社務所まで連絡する必要があるようです。
また、『霜月』『夏詣』季節限定など御朱印などももらうことができるようです。
恵那神社のお守り
御朱印と同じく、祭典時以外は神職常駐していないため、事前に社務所まで連絡する必要があるようです。
恵那神社の駐車場・アクセス
駐車場
駐車場は、神社鳥居のすぐ近くに普通車が15台ほどは停めることができるスペースがあました。大型バス等も利用は可能なようですが、事前連絡がいるようです。
アクセス
電車の場合
JR東海中央線の中津川駅から、タクシーを利用すれば約20分で恵那神社に到着します。また、中津川駅前から北恵那バスに乗り「恵那山ウェストン公園前」で降り、徒歩で約20分3キロの道のりを行けば恵那神社に行くことができます。
※中津川駅前から「恵那山ウェストン公園前」までは約20分、料金: 520円となります。
自動車の場合
中央自動車道の中津川ICを降りてから、国道19号線を中津川市方面へ進むと左側にマクドナルドがある中村交差点が見えるので、そこを右に曲がり、国道363号線を川沿いに進むと、恵那神社の案内板がいくつか立っています、恵那山のお水取りができるところがあるのでそこを上がっていけば恵那神社まで行くことができます。
※中津川ICからは、車で約15分ほどの距離となります。
恵那神社の概要
所在地 | 〒508-0037岐阜県中津川市えびす町6-14 |
関連サイト | 公式サイト |
まとめ
恵那神社は、岐阜県中津川市にあり、恵那山の麓に位置する歴史的な神社。天照大神の胞衣が納められた神聖な地として有名で、特に安産や子宝を願う人たちからの信頼が厚く、夫婦杉や奥宮、太刀「銘貞綱」などの見所も充実しています。近隣には伝説溢れるスピリチュアル・パワースポットもあり魅力的な神社ということができます。この神秘的な場所で、新しいエネルギーに触れる旅をしてみてはいかがですか?